「福祉相談」で生活のたてなおし

私の近所に住む男性は、生まれた時から少し変なところがありました。
激昂しやすく、すぐに暴力をふるうので、近所の人たちは彼に関わらないように生きてきました。
彼には両親と妹がいたのですが、両親と妹でさえ、彼を怖がって逃げてしまいました。
結果的に彼は、祖母と曾祖父と3人で暮らしていました。
彼は10代の頃から薬物に手を出して、しょっちゅう問題を起こしていました。
医師からは覚せい剤の後遺症があるので、注意して下さいと言われていたようです。
そのうち彼はある女性と結婚して、女の子が生まれたのですが、再び彼の暴力が出るようになり、奥さんは子どもを置いて逃げてしまいました。
生活の糧は祖母と曾祖父の年金だったのですが、曾祖父が亡くなり祖母の年金だけでは生活が立ち行かなくなってしまい、車上生活をするようになりました。
それを見かねた近所の人が役所に相談をして、「福祉相談」をセッティングしてもらいました。
これからの就労のこと、娘の養育に関することなど、これから彼の生活が建て直されればいいなぁと遠くから見守っています。